《「平和記念館」の偏向展示の是正を求める国民の会》
所謂「100人斬り」の冤罪により中国で戦犯として銃殺された向井敏明少尉と野田毅少 尉のご命日である1 月28日、中国の抗日記念館から不当な写真の撤去を求める国民の会が、「 平和記念館」の偏向展示の是正 を求める国民の会に生まれ変わりました。
略称は今までと同じで、求める会です。
求める会は、百人斬り訴訟を支援する会を発展的解消して設立、今まで活動してきましたが、運動の拡大と組 織の強化を目指して、このたび改組することになりました。
1月28日(土)午後1時から靖国神社に昇殿参拝した後、午後1時30分から靖国会館「偕行の間」 において総会を開催しました。
はじめに国歌斉唱、つぎに向井・野田両少尉をはじめとする靖国神社に合祀されておられる護国の英 霊に捧げる黙祷、つぎに主催者挨拶を求める会の阿羅健一会長が行いました。
つぎにご来賓を代表して、衆議院議員で弁護士の稲田朋美先生(自由民主党/福井1区)からご挨拶をいただきました。
稲田先生は百人斬り訴訟の主任弁護人として、向井・野田両少尉の名誉を回復するため、すなわち祖国の栄 誉と尊厳を守るため、ご尽力された方です。
早ければ今春にも解散・総選挙が噂されている政局の中、選挙区で活動すべき土曜日にもかかわらず、 稲田先 生が出席してくださったのは心強い限りであり、稲田先生に感謝と尊敬の意を表します。
つぎにご来賓紹介となり、弁護士(百人斬り訴訟の弁護団長)の高池勝彦先生、拓殖大学客員教授の藤岡信 勝先生、向井少尉の次女の向井千恵子さま、靖国神社の元宮司の湯澤貞先生をご紹介しました。
つぎに求める会と連携している国会議員連盟の会長である衆議院議員の平沼赳夫先生(たちあがれ日本/岡 山3区)からのメッセージを読み上げました。
おわりに求める会の清水明彦事務局長による理事会報告が行われ、出席者全員の賛同を得て、正式に改組となりました。
総会終了後、休憩を挟み、午後2時から「これでいいのか公立博物館」を主題、「偏向展示と向き合う」 を副 題とする記念シンポジウムを開催しました。
パネリストは藤岡先生、建て直そう日本・女性塾幹事長の伊藤玲子先生(求める会理事)、阿羅会長、コー ディネーターは清水事務局長です。
シンポジウムは大成功と自画自賛してしまう程の素晴らしい出来映えでした。
撮影や録音がされていますので、近いうちに活字となり、広く伝わるものと存じます。
シンポジウムの後、求める会に限らず、志を同じくする団体の運動を紹介しました。
戦後日本における正義派でありながらも少数派でもある我々の武器は「団結と継続」と信じますので、 司会を務めた愚生の独断により、当日寄せられた情報は全て紹介した次第です。
以上、全ての行事が滞りなく終了できましたことをご報告します。
ちなみに求める会の事務局は下記の通りです。
ご賛同いただける方はご連絡くだされば、会報や案内を送付します。
入会金や年会費はございません。
愚生の携帯電話は090−2622−4242ですので、こちらでも結構です。
なお末尾に転載した拙稿は『求める会会報』第4号(平成23年12月)に掲載されたものですが、 ご高覧いただければ幸甚に存じます。
【三澤浩一(求める会理事)】
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「平和記念館」の偏向展示の是正を求める国民の会(会長・阿羅健一)
102−0093
東京都千代田区平河町2−16−5−302(高池法律事務所気付)
TEL03−3263−6041
FAX03−3263−6042
http://www.mukai-noda.com/◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「自損」よりも「自尊」の歴史観を
福岡県に元冦史料館という施設がある。県庁や警察本部などがならぶ福岡市博多区にある東公園の内になる のか、隣接しているのか、そこに存在する小さな史料館だ。 福岡県には何度も訪れているのだが、 残念ながら 未だ見学したことがない。インターネットで検索すると、民間の施設で、 土日や祝日しか開館していない。 元 冦史料館の展示内容がどのようなものなのかは、見たことがないので評価できない。しかし、 このような施設 が平日に開かれていないのは、もったいない気がする。 元冦の侵略を阻止した鎌倉武士の勇戦奮武は、我が国が世界に誇る輝ける歴史である。本来ならば、 民間で はなく、県や市…、いや、国の施設があるべきだ。 ちなみに愚生の携帯電話で「げんこう」と入力すると「現行」「原稿」「言行」としか漢字変換できない。し かし「わこう」では「和冦」と変換される。これはどういうなのだろう。「和冦」 ができて「元冦」ができない とは、いったい何を考えているのか。 「反日」と断ずべき中国の歴史記念館、そこに展示されている「歴史の改竄」といえる不当な写真を撤去す るように求めるため、本会は設立された。しかし、国外にある「反日」 歴史記念館だけではなく、国内にある 「自虐」歴史博物館に対する運動が必要なことを痛感する。 「自虐」の歴史観に基づく博物館は数多くある。だが、「自慢」の歴史観に基づく博物館というのは、いくつ あるのだろうか。「お国自慢」という言葉があるように、 祖国や故郷を愛して自慢するのは、人間として当然 だと思う。「自虐」「自罵」「自損」の歴史観を粉砕するだけではなく「自慢」 「自負」「自信」「自尊」の 歴史観を普及していかなければならない。 我が国に必要なのは、歴史の「検証」ではなく「顕彰」だ。子孫に伝えるのは「歴史」ではなく「国史」でな ければならない。同じ「じそん」ならば「自損」よりも「自尊」を語るべきである。